経済危機がリスボン条約を後押し?
バークEU議員が主張
昨年6月、アイルランドの国民投票でEUリスボン条約の批准が否決されましたが、このままではアイルランドはEUで孤立し、(EUと距離を置く)アイスランドの二の舞になるとし、アイルランド南選挙区から選出されているフィナ・ゲール(Finne Gael)のバーク(Colm Burke)EU議員は、国民投票のやり直しを秋まで待つのではなく、4月にでも行うべきであると述べました。
このため、リスボン条約に肯定的なフィアナ・フォイル(Fianna Fáil)のカウエン(Brian Cowen)首相、労働党(Labour Party)のギルモア(Eamon Gilmore)党首、フィナ・ゲールのケニー(Enda Kenny)党首と会い、早期の国民投票に向けた話し合いをしたいとしています。
主要政党でこの条約に反対しているのはシン・フェイン(Sinn Féin)だけですが、昨年の国民投票では「アイルランドがEUに埋没する」という世論も手伝って、反対票が過半数に達しました。
現在の経済状況、経済危機が著明なアイルランドにおいて今回投票を行えば、条約が批准される可能性が強く、それは今なお条約に慎重な旧東欧の一部の国にも影響を与えるのではないかと思われます。
RTÉによれば、これを受けて行われたアイリッシュ・タイムズ(Irish Times)の世論調査ではリスボン条約批准賛成が過半数に達したということです。この結果は16日に掲載される予定です。
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